私が毛深いことで悩み始めた経緯
さて、では、なぜ、そもそも私は毛深いことで悩み始めたのか?その経緯を記載していきます。
私の転機は中学二年生でした。そう、私は中学生の三年間はサッカー部でした。まあ、別に強豪校でもないサッカー部でしたが。で、その中でも、レギュラーにもなれない下手な部類の者でした。
で、その日は部活とは別に、当時の友達達と、とある空き地で遊んでいました。そこでサッカーをしました。で、帰り際、あ~、同級生が、俺のことを、毛深いと罵ったのです。
で、当時の私は、ひどく傷つきました。肉体的には傷ついてはいませんが、それよりも、心理的な攻撃で、心に刃物がグサッと刺さったような感じでした。それくらい、当時の自分にとっては[毛深い]という言葉の攻撃は衝撃だったのだと思います。
その日よりも以前、前々から毛深いことを悩んでいたのかどうかは、忘れました。そんなに記憶力は良くないので。でも、その日、その暴言が、当時の自分には超ショックで、帰宅後、髭剃り用の剃刀で、胸毛とか脛毛とか腕毛とか、とにかく首から下の部位の、手が届く範囲に生えている全ての毛を剃ってしまいました。シェービングフォームを塗りたくって。
で、まあ、剃ったことのある人なら分かると思いますが、毛は、剃ったら、より剛毛になります。剃った断面がそのまま生えて来るので太い毛に見えるし、また、毛を剃ったせいで、[今度はもっと強い毛になる!]という毛の強化作用が働いて、更に太い毛が生えてきてしまいました。
なんか、剃っても毛は太くならない、という意見の人もいます。が、私の場合、剃ったら、物凄くぶっとい毛になってしまいました。剃らなければある程度細い毛だったのに、剃ったせいで、めっちゃ太い毛となって生えてきました。しかも、その毛を抜いたら、また今度はもっと太い毛となって生えて来る始末。
永久脱毛という手段を知らない当時の私にとっては地獄の生活の始まりでした。まあ、知っていても、金が無いから永久脱毛を受けられなかったかもしれませんが。
その日から、もう、180度変わってしまいました。それまでは、ある程度、ヘラヘラしながらも、明るいような性格だった気がします。しかし、毛を剃ってからというもの、常に他人の視線が自分の皮膚に注がれていないか、マジで怖かった。かなり暗い性格になり果ててしまいました。
学校の授業で水泳の日がありますよね。集団でプールに入るという。その時も、脚を見せる必要があるのです。で、その私の脚は、毛抜きで脱毛したせいで、ブツブツの埋没毛になっており、しかも赤い点々が、まるで病気の斑点みたいな感じで凄くグロくなっているのです。別に皮膚病ではないのに、皮膚病みたいになってしまっていました。しかもかさぶたが点々状になって、ああ、マジで地獄だ。そんな、人に見せたくはない部位を、水泳などという意味不明な授業のせいで他人に見せねばならない地獄。
もう、死を考えてしまう程ですね。まあ、別に自殺未遂なんて一度もしでかしたことはありませんよ。まあ、死にたいと思ったり言ったりすることと、実際に自殺行為をするまでは、かなりの間がありますからね。自殺未遂まではしませんでした。でも、マジで心理的な地獄でした。
だから、他人に気持ち悪い状態の皮膚を見せねばならないのなら、別にその授業に出なくてもよいと、今の私は思います。つーか、あなたのお子さんが、死ぬほど毛深いことで悩んでいるのなら、早々に永久脱毛を受けさせてあげればよいと思います。だって、これからも生きてくれることを当たり前として育てているのでしょう?でも、毛深いことが原因で自殺したとしたら、本末転倒ですよね?だったら、親が子供の永久脱毛費用を出してあげてもいいと、私は思います。